スコーン奮闘記15〜まとめ〜
ここまでいろんなスコーンを試作してきた
結論から言うと
これが至高だ!と満足のいくものは見つからなかった
参考にした資料たち
大きな問題に気づく
わたしはそもそも本場のスコーンを食べたことがない
ここまでやってきておいて、なんだと!?
そう、お手本となるスコーンがないというのは非常に問題だと感じた
途中から何を目指して作っているのか、目標が見えなくなってしまった
売っているスコーンは何度か食べたことがあるものの、大抵は自分で作っていたし、人が作ったおいしいスコーンの味が記憶の彼方にある
おそらく初めておいしいと感動したのは高校生の時にパン製造のアルバイトをしている時に作っていた「しょうが紅茶とホワイトチョコのスコーン」(多分名前違う)
話が少し逸れてしまった
結局、これおいしいな!と思えるスコーンに近づいたものの、明確に自信を持ってこれだと言えるものには辿り着けなかったのだ
ただ、いろいろな発見はありとくに印象に残ったことを3つ挙げると、
①生地の水分量が肝心
少ないとカリッと、多いとしっとり
②イーストを使うのがおすすめ
さくほろとした食感に仕上がるしこねるのが楽しい
③レシピの材料は厳密に守るべき
全粒粉とおからパウダーには悩まされた
どんなタイプか(粉の目の荒さなど)、できればメーカーもレシピに記載があれば同じにすると良い
とくに③は他の料理をする時にも意識するようになった
わりと指定の調味料がなくてなんとか代用しようとするということがありませんか?
わたしはかなりあります
しかし代用をしようとなるとかなりテクニカルになる
適当にすると適当なものになる(あたりまえ体操)
スコーン作りを通して痛感したことです
適当でもいいやと思うことも多いけど…
加えて好きな某料理家さんが
「(〜で代用できないか?と言う問い合わせに対し)それじゃ至高にならんのよ、指定のもの買ってくれ」(意訳要約)
と言っていたことがとても胸に響き、レシピはそれ以上でも以下でもないと意識するようになりました
濃い味が好きとか薄味が好きとかそれぞれあると思うのでもしレシピ通りに作ってイマイチだな?と思ったらきっとレシピの主と好みが違うということなんだろうな
さらに、「〇人前」という記載
材料の量と調味料の量について慎重に考えるようになりました(あたりまえ体操2)
重要なのは比率なんだろうなという気がする
ここで一旦スコーンの研究から離れることにはしたものの、また作りたいなあと思ったときにはこの奮闘した日々を参考にしたいと思う
おいしいものってその時のトレンドとか好みもあるから終わりがないんだなと感じた
あと、誰かが作ったおいしいスコーン食べたい…